勇気づけドクター

完璧な医者でなくてもいい!

あなたの理想の医師像はどんなですか?

医師をめざしていたころには、
(そして今も?)
だれもが一度は、
「たくさんの人を救いたい!」
「こまっているすべての患者さんのチカラになりたい!」
と、思ったことがあるのではないかと思います。

 

でも、
理想の医師像と
現実の自分とのギャップに
苦しくなることってないですか?

まわりの先生たちと
自分を比べてしまって、
自分なんて…と
悲しくなることはないですか?

 

わたしはしょっちゅうでした~。

し ま
し ま
こんにちは!
みんなを応援する
勇気づけママドクター
福岡詩麻です。

万人ウケする医者になれなくてもいい

働きはじめのころは、
みんなに好かれたい。

看護師さんにも
ほかのコメディカルの方々にも
患者さんにも
きらわれたくない。
しかられたくない…。

今は時代が変わったのでしょうけど、
当時の東大病院では、
1年目研修医はみんなに叱られてました。

 

どんなときでも
ひとことめには
「すみません」
が口グセでした。

 

なにかのきっかけで、
ああ、どんなにがんばっても、
全ての患者さんに好かれるのは
無理なんだなと悟りました。

 

患者さんが好きな先生を選んで、
その先生に診てもらえれば、
それでいいんだなと思いました。

 

そしたら、少し気が楽になりました。

 

大学病院で働いていたころの
わたしの写真はこちら

>>【講座受講】さらになりたいわたしになる!豊かさマインドで幸せに仕事する!

医者と患者の相性

同じ病気の方は、
比較的、性格や思考も
似ていることが多いというのは
医者の間では
あたりまえの話だと思いますが、

ライフスタイルが
病気をつくっているのか、

病気がライフスタイル
をつくっているのか…。

アドラー心理学では
「性格」のことを
「ライフスタイル」といいます。

「ライフスタイル」は、
自分の意志で
変えることができると考えます。

 

それでも、
同じ病院、同じ科でも
先生によって、
受け持ち患者さんのカラーが
けっこう違いますよね。

 

よく思い出すのは、
学生時代にお世話になった
東大病院の内科の先生方。

 

お一人の先生は、
すごくテキパキしていて、
必要事項はプリントを用意して
ぱぱぱっとわたして、
はい終了!
患者さんによっては、
診察室に入ってくるなり
立ったまましゃべって、
そのまま、さっさと帰っていく。

 

もうお一人の先生は、
ゆっくりじっくりお話を聴く先生で、
患者さんもゆ~っくり長々と
お話をされていました。

 

どちらの先生がいいとか
悪いとかではなくて、
患者さんにとっては
自分の先生が合っている!
が一番なのですよね。

医者と患者さんにも
相性ってあるのだなと思いました。

 

あなたの患者さんは
どんな方が多いですか?

 

 

あなたを必要としている患者さんがいる

あたりまえといえば、
あたりまえなのですけど…

いろんな患者さんがいて

いろんな先生がいる。

 

大きな病院でえらい先生に
診てもらいたい患者さんもいれば、
近くのクリニックに通いたい患者さんもいる。

 

病気と戦いたい患者さんもいれば、
「私はこのままでいいんです」という患者さんもいる。

 

自分の科の病気であっても、
自分が得意な分野もあれば、
なじみがうすい分野もある。
どんどん医学が進歩して
専門化、細分化していますね。
自分より最適な先生がいると思えば、
さっさと紹介したほうがいいですよね。

 

全身のすべての病気を診られる医者はいないし、
患者さんの一生すべてを背負える医者もいない。 

 

すべての人を救えなくてもいい。

完璧な医者でなくてもいい。

 

完璧でなくたって、
あの先生みたいにすごくなくたって、

あなたに診てもらいたいんです!!

先生でよかったです!!

と言ってくださる患者さんがいらっしゃる。

 

目の前の患者さんに
一生懸命な気持ち、
応援したいという気持ちは
伝わっていると思います。

 

いつも朝、
駅を出たところで
空を見上げて

「今日、わたしを必要としている患者さんがやってきます。」

「今日のわたしにとって必要な患者さんがやってきます。」

となえながら、
病院に向かっています。

 

今日もいい一日になりますように!

 

 

完璧をめざしがちな
ママドクターさんへ

こちらもお読みください。

「ママをやめてもいいですか!?」~完璧なママでなくてもいい!

完璧とはいえない1日だって…

 

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