勇気づけドクター

【祝!論文アクセプト】「先生がたのがんばりに脱帽です。」

わたしは研究が苦手です

 

 

英文論文を書くのは

学会発表や講演よりも

何倍も苦手です。

 

 

研究、

苦手なのに

やめられずにいます。

 

し ま
し ま
こんにちは!
みんなを応援する
勇気づけママドクター
福岡詩麻です。

 

 

医者になって、

もうすぐ18年。

そのうち、15年近く

学会で研究発表しつづけています。

 

 

2018年臨床眼科学会

 

 

わたしが所属している
LIME研究会主催で、

2017年秋に
長崎県の島の住民検診をして、

目の病気(マイボーム腺機能不全)の
疫学研究をすることになりました。

 

 

この検診の中で、

目の病気
食事についての
関係も調べたい!

ということになり、

わたしが食事の調査の
担当になることになりました。

 

 

食事の調査の方法があるか
ネットで調べて

面識のない
東大の社会予防疫学の教授に
メールを出して

食事の調査の方法を習い

検診会に参加する島民の方に
食事質問表に回答いただいて

その質問表のデータ解析をして

データの統計解析と解釈をして

論文を書き上げる…

 

 

研究会代表で
この疫学研究を指揮されている先生が
ものすごい努力をして、

ドクターと
協賛企業の方あわせて
80人以上の方が
島に行って

全島民の60%以上の方が
参加してくださって
それでやっと実現した
検診会のデータなのに

最後の論文を書く段階で、
数年間なかなか
前に進めずにいました…。

 

 

なんで
論文を書くのに
何年もかかってしまったか?

 

 

それはもちろん

眼科医であるわたしにとって

疫学とか
栄養学とかについては
完全に未知の分野だった

というのもあるのですが、

 

 

「苦手…」

「大変すぎる…」

「書ける気がしない…」

「わたしにはできない…」

って、

心の中で自分に
言い続けていたからなんですーー!

 

途中何回か検診会について
学会で発表させていただきました。

 

 

医学雑誌の特集企画に
投稿することになり
論文の締切日が設定されたので、

もうやるしかなくなりました。

学生時代の試験勉強のように
締め切りがあると
焦って直前にがんばる ><

 

 

こんなに何年も
研究してるのに、

わたし
もういいかげん、

「苦手」

って言っている場合じゃ
ないんじゃないか…(汗)

 

ためしに

「できる」って設定

にしてみたらどうなるかな?

って思ったんです。

 

 

 

 

そこから2ヶ月後
論文が書き上がりました。

 

 

特集企画の
締切日に投稿し、

査読
(ほかの研究者からの評価、コメント)
に対応し、

投稿から1ヶ月半後に
アクセプト
(論文が雑誌に採択されること)
が決まり

※投稿から掲載まで
数ヶ月~1年くらいかかる
雑誌がほとんどです。
今回投稿したのは
ものすごく事務処理の
スピードが早い雑誌です。

 

とうとう

論文がオンラインで

公開されましたーーー!!

 

 

準備しはじめて4年

検診会から3年

の月日が経っていました。

 

 

実際の論文については
クリニック院長ブログ
>>食事とマイボーム腺機能不全には関係がある!平戸度島スタディ

 

 

アクセプトのご報告をしたとき、
社会予防疫学の教授から
いただいたメール

 

「このたびはおめでとうございました!

先生がたのがんばりに脱帽です。」

 

 

!!!

 

わたし

すごくがんばったんだー!

涙が出そうになりました。

 

 

臨床研究は
ひとりではできません。

一緒に研究しようといって、
育ててくださる先生がいる。

こんな言葉をかけてくださる
先生がいる。

研究に協力してくださる方、
参加してくださる方がいる。

たくさんの方との
ご縁と支援に恵まれたおかげです。

感謝の気持ちで
いっぱいになりました。

 

 

今回の学び…

 

「できない」設定だと

ものすごーーく時間がかかって

なかなかできないことも、

 

「できる!」

「できるようになる!」

と設定するだけで、

何倍もの速さで

できるようになる!

 

 

なので、

あなたが今
がんばっても
まだうまくいっていないことが
あったとしても、

「わたしはできる!」

「大丈夫!」と

自分自身のチカラを信頼

してあげてくださいね♡

 

 

 

 

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